
「世界のOSAKA」を市民パワーで再生――わが国を代表する大規模自治体である大阪市は、今、いろいろな意味で最悪の閉塞状態に陥っています。経済的な地盤沈下が続き、江戸時代以来繁栄してきた「商売の街」は青色吐息。生活困窮者は増え続け、生活保護費の支給額は全国でも最高です。文化・芸術・スポーツは東京や京都に後れをとり、盛り上がりに欠いています。 |
「いつから?」「なぜ?」このような大阪になってしまったのでしょう。40年以上にわたり、「市長は助役から」という構図が続いたことが大きな要因です。この間、市長は市民の中から選ぶのでなく、市役所内で選ばれ続けてきたのです。このため、市政は閉鎖的となり、「官」と「民」の風通しが悪くなりました。市政に対する市民の関心も低くなり、「わが町大阪」という愛着もなくなりました。市長選挙の超低投票率は、このことを如実に物語っています。「官」と「民」の間の大きな壁が多くの政策を形骸化させてきました。これでは市民のための市政は期待できません。 大阪は戦後、市民の創造的なアイデアと結束した市民パワーで発展、繁栄してきました。全国的にも珍しい市民参加の街、市民が主人公の街だったのです。今の市政の停滞、あるいは後退を食い止め、再生するには「官」と「民」の壁を取り払い、市民参加の市政を再生するしかありません。徹底した情報開示や事業の計画段階からの市民参加などにより、市政を「官」から「民」に取り戻すことが先決です。 財政健全化や破たんした第三セクターの処理など緊急課題も多く、市政の停滞は許されません。超高齢時代に入りました。深刻な少子化も進んでいます。経済を活性化させ、長期にわたる地盤沈下を食い止めなくてはいけません。事件・事故を減らし「安心・安全の街」に変えなくてはいけません。お年寄りに安心を与え、若者に生きがいを持ってもらうことも必要です。また、近い将来、南海・東南海地震の発生が危惧される中、市民の命と生活を守る本格的な防災施策はいまだ不十分です。 |
こうした、市政の刷新、市民参加の市政実現に向け、市民代表として最後まで全力を尽くします。 2007年10月18日
平松 邦夫 |

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